プラズマカッター直線切り治具

溶接
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こんにちはキジトラです。
今回はプラズマカッターの直線切り治具の紹介です。プラズマカッターとは高温のプラズマで金属表面を溶かし、高圧のエアーで溶融した金属を吹き飛ばし金属を切断します。

プラズマカッターは鉄板の切断が容易で曲線切りなども出来て便利ですが、慣れが必要で直線切りなど綺麗に切るのが難しいので治具を作ってみました。

材料

  • C鋼(110㎝)
  • 1/2全ネジボルト(120㎝)
  • ひし形ベアリング
  • 2ピン航空コネクタプラグ
  • スイッチ
  • スピードコントローラー
  • 電動ドライバー(クラッチ付き)
  • Lアングル
  • 6㎜の長ボルト×4個
  • その他

アーム部分

アーム部分はC鋼で作ります。長さ110㎝のC鋼ひし形ベアリングを取り付けるために6㎜の長ボルトを溶接します。反対側にも同じ加工をします。

なかに1/2の全ネジを入れます。全ネジの直径は約12㎜ありますが、持ち合わせのベアリングが直径10㎜なので全ネジを直径10㎜に加工をしました。

本体をクランプで固定出来るように鉄板を付けました。

※12㎜のベアリングを使えば余計な加工が不必要になりますが取り付け巾が3㎜広がるので別の加工が必要になると思います。(長ボルトの代わりに6mmの全ネジを溶接すれば出来るかも。)

※全ネジを直径10㎜に加工したのでWナットは無くても大丈夫です。

可動部分

可動部分は3.2㎜鉄板、V溝ボルト、1/2ボルトを写真のようなイメージで作りました。

可動部の上にトーチを固定する部品を廃材で作りました。

動力部分

動力は使わなくなった100Vの電動ドライバーを使いました。
電動ドライバーは回りすぎてもクラッチがきくので電動ドライバーにしました。

先ずはLアングルと鉄板で下記のようなフレームを溶接して作ります。

  • フレームとアームを接合する為にベアリングのボルトの位置に穴をあけます。
  • 電動ドライバーを固定する為に6㎜の全ネジを溶接しておきます。
  • アーム部分とフレーム部分をボルトで接合します。

12㎜の合板でスイッチボックスを作ります。
スイッチボックスは裏からドリルビスで止めます。

紙粘土をを練ってその上に電動ドライバーを設置しました。
6㎜の全ネジとステーで電動ドライバーを固定します。
電動ドライバーのコードが邪魔なので横から出してあります。

配線

電動ドライバー側は電源スイッチとスピードコントローラーを付けました。
スピードコントローラーの調整は矢印のつまみを回すと調整出来ます。

プラズマ側はスイッチを付けてコードの先に2ピン航空コネクタプラグを付けてあります。
コネクタプラグはプラズマカッター本体に接続します。
これで完成になります。

使い方はブロックや台の上に鉄板を置き治具をセットしてクランプで固定して使います。
切り終わりは行き過ぎてもクラッチがきくので大丈夫ですが鉄板が切れたタイミングでスイッチをオフにします。スライドの向きは電動ドライバーの正転反転で切り替えます。

手切り治具

100均のマグネットトレー、合板、角材で手切り治具も作ってみました。
合板に穴をあけマグネットトレーの皿の部分を切ってグルーガンで止めただけです。
付属のトーチは使い辛かったので変えてあります。

プラズマカッター

インバーター式 プラズマカッター CUT-60L AC100V/200Vヤフオクで落札しました。

私の使っている溶接機は「YOTUKA 半自動溶接機 MIG100」です。
とても使いやすいのでオススメです。リンクを貼っておきます。

ご覧いただき有難うございました。

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