電磁石ドリルスタンド‼

自作
スポンサーリンク

こんにちはキジトラです。
今回は「電磁石ドリルスタンド」の紹介です。前回の記事で「木工用ドリルスタンド」を紹介しましたが今回は鉄工用の紹介です。木工と違い鉄工の場合は、垂直に穴を開けないとドリルビットが折れてしまう事が有ります。私も今まで何本か折った覚えがありますが、ドリルスタンドを使うと安定して穴が開けやすくなります。

「電磁石ドリルスタンド」は電磁石でドリルスタンドを固定して穴をあけます。電磁石は電子レンジのトランスを使い作りました。電力はマキタ18Vバッテリーから供給する仕組みです。

電磁石

トランス加工

電磁石を作る為にトランスを加工します。
トランスは下図の用な鉄のフレームに太いコイル「A」細いコイル「B」が2段巻いてあります。
今回は太いコイル「A」だけ使います。
フレームには両脇に溶接がしてあり、その溶接部分をグラインダーで切り込みを入れると下の部分が外せます。

  • 下の部分を外したらコイルを全て外します。
  • フレームを反転させAのコイルをはめ込みます

※コイルの外し方はYouTubeなどを参考に。

台座製作

台座は2.3㎜の鉄板で下図のような箱を作ります。
次に昇降用の柱を立てる為にボルトを取り付けます。
下記の寸法で6㎜のタップを切り内側からボルト(6㎜×20㎜)を取り付けます。
配線を逃がす為の穴も開けておきます。

トランスを入れて配線を逃がします。

トランスを入れたらUVレジン液を口切り一杯流します。
配線の隙間はグルーガンで塞いでおきます。
UVレジン液が固まったらはみ出たトランスを削り表面を平らにします。

(注)トランスは電子レンジから取り外しましたが、電子レンジの分解は非常に危険なのでフリマサイトなどで購入する事をお勧めします。

※UVレジン液がギリギリだったので石を入れてかさまししました。

バッテリーホルダー

バッテリーホルダーは、合板と100均の物差しで作りましたが現在はアマゾンなどで買えるのでリンクを貼っておきます。

支柱

材料は、鉄板3.2㎜、25㎜角パイプ、25㎜のLアングルを使います。
角パイプと鉄板を溶接し下図の位置に8㎜の穴をあけます。
Lアングルも下図の位置に8㎜の穴をあけます。
支柱は配線を逃がすための切り込みを入れます。

台座にLアングルを取り付けてから6㎜のボルトナットで支柱を立てます。(垂直を確認する)
台座と合板はドリルビスで止めてあります。(ドリルビスは鉄板にそのまま打つことができる)

実はこのまま組み上げて何度か使いましたが18Vでは電圧が高い用でかなり熱をもってしまいました。なので12Vに電圧を下げる事にします。今回使用するコンバーターは30Aの物を使いました。先ずは分解して支柱の配線孔を広げます。

バッテリーホルダーをずらしコンバーターを取り付けます。
コンバーターの上にスイッチボックスを配置しました。

ドリルチャック

  • ドリルチャック1個
  • 外径30㎜内径10㎜ベアリング2個
  • E型リング1個
  • チャックアダプター 

チャックアダプターは直径10㎜の鉄棒を溶接して延長してあります。

ネック部分

  • ネック部分は下記の寸法で合板を3枚作り木工用ボンドで張り合わせます。
  • 乾いたら角を研磨してベアリングをはめ込みます。
  • チャックアダプターを通し矢印部分にE型リングをはめ込み固定します。(溝を掘っておきます。)
  • ドリルチャックを取り付けます。

昇降部分

昇降部分は80㎜×65㎜×3.2㎜の鉄板にV型溝 ボールベアリングを支柱の鉄板の巾で4ヶ所取り付けます。次に鉄板部分とネック部分を仮止めしておきます。

後は垂直を出して本締めして完成です。

立て掛けた鉄板にくっつけても落ちません。

ご覧いただき有難うございました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました