こんにちは、キジトラです。
今回は、庭に物置を建てたので紹介したいと思います。
大きさは床面積220㎝×170㎝、屋根は片流で外壁は鎧張り、基礎はブロックで作りました。
素人のDIYですので、温かい目で見て下さい。
基礎作り
- レーザー水平器を使い丁張しました。
- ブロックを置く位置に深さ20㎝の溝を掘りました。
- 堀た溝に5㎝ほど砕石をまき転圧しました。
- モルタルを練って砕石の上に敷きました。
- 水平器を使ってブロックを並べていきました。
次は、基礎にボルトを埋め込みます。
土台になる2×4にボルトを止めて、ブロックにモルタルを入れて上から押し込みました。
モルタルが乾いたら2×4を外し、ブロックをグラインダーで削って横筋をいれました。
この後、ボルトの位置を適当に決めたため後悔する羽目に・・・
転圧、砕石敷き、ワイヤーメッシュとやって、いよいよコンクリートを流します。
コンクリートは自力で練りますが結構しんどいです。
※仕上りはお見せ出来るものではありませんが😂
やり直し(ケミカルアンカー)
ここで2×4の柱を立てようとしたら、基礎のボルトの穴に干渉してました。
仕方なくアンカーを打ち直すことにしました。
私はこの様な事をよくやってしまいます・・・・・(DIYあるある)
気を取り直してホームセンターに行ってきます。
今回は以前から気になっていた「ケミカルアンカー」を使ってみました。
YouTubeを見ながら施工しました。
ついでにコースレッド仕入れました。
ケミカルアンカー施工
- ボルトを斜めにカットします。
- コンクリートドリルで10㎝ほど穴をあけ、コンプレサーで削りカスを除去します。
- ケミカルアンカーを入れ、ボルトをインパクトレンチで埋め込みます。(Wナットで)
※これで固まるって凄いですね、DIYは楽しいです。
骨組み(柱)
気を取り直して骨組みを作っていきます。
土台になる2×4には腐食防止のため油性ペイントで塗装して、基礎パッキンを付けました。
垂木加工と合板貼り
垂木は2×4を加工して作りました。
溝になる部分は、テーブルソーで何度か切り込みを入れ指で折ります。
後は溝をノミで整えます。
他の部分はノコギリで加工しました。
後は組み上げて行きます。
合板はOSB12㎜を使用して、32㎜のコースレッドで止めていきます。
母屋(横棒)は、30㎜×40㎜の角材で作りました。
屋根と壁の隙間は、2×4で補強してあります。(写真右)
養生はストレッチフィルムを使ってみました。
屋根
先ずは、合板にルーフィングを貼っていきます。
ルーフィングは1巻きでは重いので、ある程度の長さに切ってから屋根に上げました。
低い方からタッカーで順番に貼って行きます。
高い所は苦手なのでビビりながら施工しました。
屋根材には、「オンデュリンクラシックシート」を使いました。
オンデュリンクラシックシートは、施工しやすく安価で耐久性も良いそうです。
物置小屋の寸法はオンデュリンクラシックシートを基準に考えたので、長さはそのままで使います。
幅は2山余るのでレシプソーで切りました。
オンデュリンクラシックシートは、コールタールが塗ってあるので切断すると刃が真っ黒になります。
※捨てる予定の刃があれば◎
この日は風が強かったので、オンデュリンクラシックシートをクランプで固定しながら施工しました。
オンデュリンクラシックシートの施工は、釘を打ち込む方法と、コースレッドで止める方法が有りますが、私はコースレッド(ステンレス75㎜)で施工しました。
コースレッドの方が施工し易いし、微妙な調整も出来るのでお勧めです。
※もう少し風が強かったら止めていましたが、はやる気持ちを抑えるのは難しいです。
前後に専用のパッキンを取り付けて、留め具を母屋(下の角材)の位置で固定します。
外壁下地
屋根の施工が出来たので、残りの合板と下地を貼って行きます。
合板は現物合わせで墨付けして作りました。
それと1×4で破風板、鼻隠しを付けました。(写真右)
下地は本来ならば透湿防水シートを使うのですが、新たに1巻き買うのが勿体ないので屋根材で使ったルーフィングの残りを使う事にしました。
ルーフィングは下から貼って行きます。(出来れば2人で)
2×4で扉の枠も作りました。
鎧張り
外壁は鎧張りにしました。
材料は『杉野地板12×180×1820㎜5束』を7セット買い、ひたすらベルトサンダーでヤスリ掛けをしました。
細かい所は小さい電動サンダーを使いました。
今回のDIYでこのベルトサンダーが一番いい仕事をしてくれました。
次に材料をカットして塗装して行きます。
塗料は多めに3.2ℓの物を買いましたが、思ったほど余りませんでした。
多めに買って良かったです。
塗装が乾いたので貼り付けですが、ここで鎧貼り用の治具を作ります。
これがあると1人で施工出来ます。
左の治具は、2段目専用の治具です。(たかさを合わせる為)
真ん中の治具は3段目以降の治具で、施工した2段目の板に引掛けて、3段目が落ちないように支えます。
この治具で支えた反対側に行き、右の治具で下から支えてビスを打ちます。
そして反対側に戻り、真ん中の治具を取って、右の治具でビス止めします。
これを繰り返します。
鎧張りは下から施工して行きます。
2・3段積んだら水平器で、水平を確認しながら施工して行って下さい。
ビス止めの位置は、柱のある所に黄色いラインを引いておきました。
ビスは野地板が割れないように、スリムビスを使いました。
全面張り終えたら、コーナーを塞ぐパーツを作ります。
杉板(15㎜×100㎜)を2枚直角に合わせてビス止めします。
上部分は、干渉しない用に加工してあります。
最後に白色で塗装しました。
取り付けは、75mmのステンレスビスで止めました。
木表と木裏
木材には「木表と木裏」があり鎧張りの場合はどっちが外側になるのか調べたのですが、両方に意見があり正直わかりませんでした。なので私なりに調べた特徴を記載します。
木表外側
- 表面が綺麗
- ヤスリがけが楽
- 塗装が塗りやすい
- 板が割れにくい
木裏外側
- 表面が荒い
- 手間がかかる
- 凸凹しているので塗料が多めに必要
- 塗料が多めなので雨に強い
- 木裏の方が油分が多いので雨に強い
- 板が盛り上がると割れる恐れがある
私は今回使用した板巾が180mmある為、そり巾も多く木割れを考え木表を外側にしました。
※鎧張りは1枚の板に対して、ビスを1本だけにして下さい。(上下)
上下に2本止めると板の収縮で割れる恐れがあます。
ドア作り
ドアは1×4をルーターで加工して、木工用ボンドを塗りクランプで圧着して作りました。
クランプは以前作った物になります。
圧着出来たら寸法どうりに丸鋸で切って行きます。
次にドアの補強をします。
1×4で横板を作り、縁取りの部分は1×4を縦に半分に切った物で作りました。
ドアの表側は水性の白色で塗装して、裏側は下の部分だけ油性ペイントしてあります。
出来たドアを下の金具で取り付けます。
ドアがついたので戸当りを作ります。
戸当りは外から見えないので端材で作りました。
おまけ
このままでも良いのですが、ドアがばたつくのでストッパーを作りました。
家にあった鉄の棒とアングルを加工して、下記の物を作りました。
これで完成となります。
後は使いながら、棚などを考えたいと思います。
ご覧いただき、有難うございました。