製作日2015/5
こんにちはキジトラです。
今回は以前作ったピザ窯を紹介します。
私はピザ窯が欲しかったのですが、なかなかハードルが高く迷っていました。
そこで本やネットで作り方を調べ、多少は知識がついたので挑戦する事にしました。
ピザ窯は下から薪をくべる二層式にしました。
隣にはBBQ台を作りました。
買い出し
買い出しは、ジョイフル本田・コメリ・カインズさんです。
- アサヒキャスター(耐火セメント)
- レンガ用のタガネ
- ハンマー
- 耐火レンガ(写真はありません)
- 基礎用ブロック
- セメント
- 砕石
- etc.
・・・・
基礎造り
左側はピザ窯用で、右側がBBQ用です。
基礎は雑誌のドゥーパを参考にして作りました。
- ブロックを置く位置に、深さ10㎝の溝を掘りました。
- 砕石を5㎝ほど敷き転圧。
- バサモルを平になるように敷きました。
- モルタルを練って、水平器を使いブロックを積んでいきます。
- 1段目に縦筋、2段目に横筋を入れました。
※バサモル(少量の水と砂とセメントを混ぜたもの)
BBQ用も同じ要領で積んでいきました。
コテが上手く使え無いので、最終的に手でモルタルを盛りました。(手が荒れるのでマネしないで下さい)😁
次に土台の天板を作ります。
- ブロックの穴部分を合板で塞ぎました。
- 木枠で周りを囲みます。
- ワイヤーメッシュを入れてモルタルを流しました。
本来ならばコンクリート板を作ろうと思いましたが、失敗したので作り方を変えました。(コンクリート板がひび割れてしまいました。)
屋根作り
屋根はガルバリウム鋼板で、柱は2×4を主に使って作りました。
写真が1枚しか無いので省略させてください。これで多少の雨でも作業が出来そうです。
BBQ台
始めにBBQ台を作りました。
基礎の天板はコンクリートで板を作ってのせました。
コンクリート板はホームセンターに売っている黄色いコンパネ(型枠用)で型枠を作り、そこにワイヤーメッシュを入れコンクリートを流します。
コンクリートを流したあとは型枠を叩いて中の空気を抜きます。
天板が出来たら基礎ブロックの上に施工します。
ここからは、アサヒキャスターを使いレンガを積んで行きます。
レンガはそのまま使うとアサヒキャスターの水分を吸ってしまう為、水に浸しておきました。
レンガは4段積みで間にはステンレスの棒を入れてあります。
※設計図どうりに積んでないですね???(初めての作業でテンパッテいました。💦)
ピザ窯レンガ積み
設計図
- 次にピザ窯です、1段目はレンガを平らに敷きました。
- 2・3・4段目は、レンガを互い違いにコの字型に積みます。
- 5段目は、レンガを4箇所内側に出っ張らせます。(焼き床を載せる為)
- 6・7・8段目は、再びレンガを互い違いにコの字型に積みます。
焼き床
焼き床はコンクリート板を作ったときと同じ要領で作りますが、ここではコンクリートではなくアサヒキャスターで作ります。
ワイヤーメッシュを入ると熱膨張で割れる恐れがあるので、ここではワイヤーメッシュを入れていません。(個人的な見解です)
作ってから9年経ちますが今の所問題ありません。
作った焼き床は5段目のレンガの上に施工します。
扉の作成
たまたまステンレス板が手に入ったので、扉はステンレス板と鉄のアングルで現物合わせで作りました。
扉の裏側はLアングルで補強してあります。
上の扉には断熱のためにアサヒキャスターを流しました。
扉の固定はコンクリートドリルで穴を開け、ステンレスのボルトで固定しました。
アーチ作り
次にピザ窯のアーチ部分を作ります。
- 支えになる木型を合板と杉板で作ります。
- グラインダーとタガネでレンガを斜めに割ります。
斜めに割ったレンガを両脇に積み、木枠の上にレンガを積んでアーチを作ります。
2列目の中央のレンガは煙突を付ける為に1個抜いてあります。(写真真中)
※手前の中央のレンガは外れてしまいました。(写真左下)
付けなおすか考えましたが強度的に弱そうなので、鉄のアングルでレンガを挟むように作り変えました。(写真右下)
※乾いたら木枠を外しますが、抜けない場合は燃やす事も出来ます。
ダンパー作成
ダンパーは排気を調整するものです。
今回ダンパーは半片のレンガ(薄い)を使い、スライドで調整が出来るように作りました。
レンガは持ちやすくする為に金具を付けてあります。(写真左下)
ダンパーの上部には煙突を横に逃がす為「エビ曲」がりを付ました。
※アーチの木枠を外した所に、加工したレンガを施工してあります。
内側は鉄のアングルで補強してあります。(写真右下)
扉と煙突取り付け
扉は耐熱塗装して内側にはアサヒキャスターで厚みを付けてあります。
温度計も付けました。
煙突は屋根に穴を開けたく無かったので、サイドから直径100パイの煙突を使い立ち上げました。
煙突は一番高い所にあるのでせっかくの熱が逃げてしまいます。
なので天井の蓄熱の為に窯の内部に煙突を延長しました。
火入れ
火入れはレンガの中に残った水分を抜くためにやります。
最初は弱火で2~3時間、次に中火で2~3時間、最後は強火と徐々に火を強めて行きます。
最初から強火で燃やすと水蒸気でレンガが割れる恐れがあるので、徐々に温度を上げていきます。
※火入れの前に日本酒と塩でお清めしました。😊
足元に瓦のチップを敷き詰めて、花壇ブロックで囲んで完成です。
おまけ
早速、ピザとパンを焼きました。
パンはピザ窯の温度が下がってから焼きました。(200℃前後)
なかなかの出来で大満足です。
赤外線温度計があると便利ですよ。
※ナポリ風ピザの焼く温度は、450~480℃位で60~90秒です。
高温で焼く事により周りの水分は蒸発し、短時間で焼く事により中の水分が残ります。
外はカリッと、中はふっくらです。
目安としては、煤が焼き切れて白くなるのが500℃位です。
私の経験ですが、生地と具材のバランスが大事だと思います。
具材が多いと火が通る時間が必要になりますが、長く焼くと生地が焦げてしまいます。
具材はなるべく火の通りの良いものか、薄くしたほうがいいです。
焼いている時は目を離さないで下さい、直ぐに焦げてしまいす。(私は今まで何枚も焦がしました)😂
ご覧いただき、有難うございました。